学生募集停止の発表が続く短期大学。武庫川女子大学短期大学部(12月15日)に続き、福岡女学院短期大学(12月20日)、就実短期大学(12月25日)、奈良佐保短期大学(12月28日)も2025年度以降の学生募集停止を発表し、2023年に募集停止を発表した短期大学・短期大学部は12校に及んだ。
このうち岡山県の就実短期大学は、1953年に家政科を設置したのち定員の増加や幼児教育科の増設など70年間にわたって地域社会の期待に応え、2万3千人近くの卒業生を送り出してきた。今後は地域社会のニーズや進学動向に応えていくために、同じ就実学園が運営する就実大学の教育学部を改組し心理学部を新しく増設するための準備を進めている。
日本私立学校振興・共済事業団「令和5年度 私立大学・短期大学等 入学志願者動向」によると、2014年度の短期大学の志願倍率は1.44、入学定員充足率は90.56%だったが2023年は志願倍率が1を割り0.94に、入学定員充足率は71.99%まで低下している。
参考:【就実大学】短期大学の募集停止について
【日本私立学校振興・共済事業団】令和5年度 私立大学・短期大学等 入学志願者動向(PDF)