2024年1月13、14の両日行われた大学入学共通テストで「政治・経済」の平均点が前身の大学入試センター試験を含めて過去最低となったことが、大学入試センターのまとめで分かった。「英語」のリーディングも共通テストスタート以来の最低を記録している。
大学入試センターによると、「政治・経済」は100点満点に対し、平均点が44.35点にとどまった。「英語」のリーディングは100点満点中の51.54点だった。逆に「地学基礎」は50点満点中35.56点、「中国語」は200点満点中172.08点、「英語」のリスニングは100点満点中67.24点で過去最高となった。
その他の主な科目は、「国語」が200点満点中116.50点、「日本史B」が100点満点中56.27点、「現代社会」が100点満点中55.94点、「数学Ⅰ・数学A」が100点満点中51.38点、「物理」が100点満点中62.97点、「韓国語」が200点満点中145.67点だった。
本試験と追・再試験の受験者総数は45万7,608人。18歳人口の減少もあり、2020年度に比べて約7万人減った。志願者49万1,914人に対する受験率は93.03%となっている。石川県金沢市の金沢大学試験場での追試験受験許可者のうち、能登半島地震で被災した16人中15人が受験した。