大学入試センターは石川県を中心に多数の被災者が出た能登半島地震の特例措置として、石川県金沢市の金沢大学角間キャンパスに1月27、28の両日、被災者向けの追試験会場を追加設定することを決めた。不測の事態を考慮した追試験会場に設定されている東京都府中市の東京外国語大学府中キャンパス、京都市左京区の京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパスとともに合計3カ所の追試験会場で被災者の受験を受け入れる。

 大学入試センターによると、被災者の追試験会場は、石川県に本試験会場を指定された受験生が金沢大学、富山県、福井県内に会場指定された受験生が京都工芸繊維大学、新潟県内に会場指定された受験生が東京外国語大学となる。

 石川、富山、福井、新潟の4県以外を会場指定され、被災した受験生に対しては、本試験で指定した会場に基づいて追試験会場を指定する。ただ、いずれのケースも指定された追試験会場での受験が困難な場合は、他の会場へ変更できる。

 追試験を受ける際に罹災証明書などの提出は原則として不要。申請は大学入試センター事業部事業第一課の志願者問い合わせ専用電話<03-3465-8600>へ。受験票を被災で紛失した受験生には追試験当日、試験開始前に会場の試験場本部で仮受験票を発行する。

参考:【大学入試センター】令和6年能登半島地震に関する令和6年度大学入学共通テストにおける特例措置の実施について(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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