大阪公立大学付属植物園は大阪市住吉区の杉本キャンパス、堺市中区の中百舌鳥(なかもず)キャンパス、大阪府交野市の付属植物園で植えられているサクラの品種を調査し、計96種があることを確認した。サクラの原種は8種見つかっている。国内の大学では最大級の数になるという。
大阪公立大学付属植物園によると、確認されたサクラの種類は杉本キャンパスで14種、中百舌鳥キャンパスで51種、付属植物園で75種。4月中旬に淡い黄色の花を咲かせる「鬱金(うこん)」や4月下旬に緑色の花をつける「御衣黄(ぎょいこう)」は、中百舌鳥キャンパスと付属植物園で見ることができる。
サクラの野生種である原種は国内で10種確認されているが、大阪公立大学の学内では「高嶺桜(たかねざくら)」と「深山桜(みやまざくら)」を除く8種が植えられていた。
「江戸彼岸」と「豆桜」、「山桜」は杉本キャンパス、中百舌鳥キャンパス、付属植物園、「大島桜」と「霞桜」は中百舌鳥キャンパス、付属植物園、「熊野桜」と「丁字桜」は杉本キャンパス、付属植物園、「大山桜」は杉本キャンパスで見ることができる。今後は、今回調査対象外だった阿倍野、りんくう、羽曳野キャンパスなど順次調査・確認していく予定。