宮崎大学工学部では、2025年度入学者選抜から学校推薦型選抜において「宮崎県就職希望枠」を導入する。将来、宮崎県内に就職し、工学人材として地域の発展に貢献する意欲のある学生を育成する。

 「宮崎県就職希望枠」では、普通科区分20名、専門学科(工業・商業等)・総合学科区分からそれぞれ14名の枠を設けてプログラムごとに募集する。出願は11月上旬、入試は11月下旬、合格発表は12月上旬を予定。高校からの推薦をもとに、書類審査、面接、小論文、筆記試験(数学)の結果を総合して選抜する。

 「宮崎県就職希望枠」で入学した学生に対しては、「工学部地域活躍プラン」による教育・就職支援のもと「SPARC教育プログラム」を実施し、インターンシップへの参加や、周囲の人々との協働を進める調整力を養う講義などを通じて、地域課題の解決力を身につける。また、入学後の早い時期から地域の企業を知り、地域で働くイメージを形成するために、企業講師による講演会や企業との交流イベントなど、種々のキャリア教育イベントを提供する。

 取組みには地域の企業と連携が欠かせないが、これをバックアップする力強い味方が「工学部ひなた応援団」だ。宮崎県の協力のもと、宮崎大学工学部同窓会と地域の企業89社が連携して結成。講演会への講師派遣や工場見学、インターンシップの受け入れなどを通じて、将来的に地域で活躍する意欲を持った工学部学生を応援する。

 また、ひなた応援団参加企業が独自に奨学金返還支援やインターンシップ参加による就職時の一次面接免除などのインセンティブを設定することで、宮崎県内に就職する魅力を増進し、卒業・修了時の宮崎県内就職を促進する。

 大学における地域枠の設置は医学部、獣医学部、薬学部、教育学部などで行われており、公立大学は、文系学部も含めて県内枠が設定されている例も見られる。

 理工系の県内枠には会津大学 コンピュータ理工学部48名(240名中)、諏訪東京理科大学 工学部52名(300名中)、山口東京理科大学 工学部24名(300名中)、高知工科大学 理工学群5名(100名中)があるが、いずれも県内出身者を対象としており、就職希望枠ではない。

参考:【宮崎大学】宮崎大学工学部は 学校推薦型選抜 宮崎県就職希望枠を令和7年度入学者選抜(令和 6 年度実施)より開始します!(PDF)

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