東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営するナガセは、日本マイクロソフトと連携し、生成AIを活用した自動英作文添削講座「英作文1000本ノック」を開講した。基礎から難関大学の入試レベルまで厳選された和文英訳1,000題の添削指導が瞬時にでき、高校教員や塾、予備校講師の負担を大幅に軽減できる。

 ナガセによると、英作文1000本ノックは最新の生成AIであるGPT-4を活用して新たに開発された。東進の採点ノウハウが搭載され、英作文の添削・指導を瞬時に行える。間違った解答に対しては、画一的な指導ではなく、生徒一人ひとりに合うアドバイスができる。正答した場合には、他の表現方法も別解として提示する。

 東進生が試験利用したほか、石川県の生徒に無償提供して延べ約13万回の演習を繰り返し、精度を上げている。マイクロソフトが提供するオープンAIサービス上で展開されるため、全国の東進で利用できる。

 生成AIを活用すれば人の添削では到底及ばない圧倒的な演習量を確保でき、英作文能力を短期間で飛躍的に高めることが可能になる。このため、ナガセは2023年から日本マイクロソフトと連携し、開発を進めていた。

参考:【株式会社ナガセ】【東進】生成AI(GPT-4)の活用で、英作文学習と添削指導に革命! 英作文 1000 本ノック 開講和文英訳 1,000題を即時に採点・添削。日本マイクロソフトと連携し 2024年4月に正式開講(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。