テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、大学生活のさらなる充実とスチューデントサクセス(学生の成功)の促進のため、世田谷区三軒茶屋に4番目となる大規模施設を2024年秋学期に開設する。

 TUJは、日本における国際教育の推進に努め、近年では学生数の記録的増加、新たな専攻学科やプログラムの導入(例:観光・ホスピタリティ・イベントマネジメント学科、eスポーツ修了証プログラムなど)、コンピューターサイエンス学科の拡充、教職員の採用強化、各都道府県との包括協定の締結、そして2025年1月にはあらたにTUJ京都を開設するなど、2019年に世田谷に移転して以来、成長を続け、日本国内外での認知度も高まっている。

 2024年秋学期に開設予定の新施設は630平方メートル(約190坪)、地下1階地上2階の3階建て。ドライサイエンスラボ、40人収容の教室、フィットネスセンター、スタジオ教室、コラボレーションエリア、約20の教員オフィスを備え、テンプル大学のマスコットであるOwls(フクロウ)にちなんで「アウル・センター」と名付けられた。リベラルアーツとSTEM(科学、技術、工学、数学)教育の拠点となるほか、ヨガやフィットネスクラス、クラブ活動、日常のトレーニングなど、学生の健康とウェルビーイングをサポートする。

 「アウル・センター」を置く三軒茶屋の栄通り周辺には5月にも三茶オフィスを開設し、約20の教員オフィス、職員オフィス、複数の個室ブース、会議スペースを移転。これにより、TUJのメインビルディングには学生のための学習エリアと教室を増設することが可能となった。

 TUJのマシュー・ウィルソン学長は、「最新かつ最大のサテライト施設を開設できることを大変嬉しく思います。活気ある三軒茶屋地区に位置するこの新しいセンターは、学生に優れたリソースと機会を提供し、学術面を支援し、健全で協力的な環境を促進します。TUJが拡大を続けるなか、この施設は、日本における質の高い国際教育を提供するという私たちの使命において重要な節目となります」とコメントした。

 TUJは40年以上にわたり、異文化間の架け橋として高等教育の国際化を推進してきた。国内で最大の規模かつ最も歴史を誇る外国大学の日本校であり、在籍生の国籍は約70カ国を数え、また2005年に文部科学省から初の「外国大学の日本校」として指定されている。TUJの学部課程の学生数は2024年春学期に2,200人以上と、過去最多数を記録。学部課程に加え、教育学研究科(修士・博士)、マネジメント修士、ロースクール(LLM)の3つ大学院、さらには、生涯教育プログラム、企業内教育プログラム、アカデミック・イングリッシュ・プログラムと幅広いニーズに対応するプログラムを提供している。

参考:【テンプル大学ジャパンキャンパス】テンプル大学ジャパンキャンパス、東京に新たな施設を開設し増加する学生に対応

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。