国立大学法人 電気通信大学は2025年度入試より情報理工学域Ⅰ類(情報系)の入学者選抜においてCBT(Computer Based Testing)を活用した基礎学力検査を実施する。総合型選抜と学校推薦型選抜で実施されるが、CBTを活用した科目「情報Ⅰ」を含む選抜は日本初。
電気通信大学によると、情報理工学域Ⅰ類(情報系)の総合型選抜は、出願期間が2024年9月3日から9月5日まで。第一次選考と第二次選考があり、第一次選考で出願書類に加えて基礎学力検査(CBT)と非認知能力調査(CBT)を実施する。第二次選考は面接試験を行う。入学定員は7名。
第一次選考で実施する基礎学力検査(CBT)は情報および数学の分野に関する基礎学力検査で、試験時間は各科目90分。非認知能力調査(CBT)は主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度等、学力テストでは測れない能力の調査で、検査時間は15分程度。
情報理工学域Ⅰ類(情報系)の学校推薦型選抜は、出願期間が2024年11月1日から11月8日まで。総合問題試験、基礎学力試験(CBT)、非認知能力調査(CBT)、面接試験で選抜が行われ、入学定員は26名。5つのプログラム単位となり、デザイン思考・データサイエンスプログラムについては女子を対象としている。
CBTの導入にあたり、両選抜とも出願者は試験問題の非公開・漏洩禁止に関する事項への同意が必要になる。なお、CBTシステムについては試験日までにオンラインで操作を体験できる機会が設定されており、自宅で試行可能となっている。
なお、情報理工学域Ⅱ類(融合系)とⅢ類(理工系)の総合型や学校推薦型選抜に関しては、基礎学力試験(CBT)、非認知能力調査(CBT)は行われない。