日本工業大学が協議会メンバーとして参画する埼玉県宮代町の「宮代町ゼロカーボン推進協議会」のキックオフセミナーが、2024年8月7日、宮代町各事業者、宮代町議員・職員及び近隣の脱炭素推進関係者を対象に、同町のコミュニティセンター「進修館」にて開催された。
「宮代町ゼロカーボン推進協議会」は、宮代町におけるゼロカーボンシティの実現に向け、産業・学術・行政が連携し、脱炭素型のまちづくり推進に取り組む機関として期待されている。
協議会設立に先立って開催されたキックオフセミナーでは、初めに新井康之宮代町長が本協議会への期待を述べ、地球温暖化対策を行政だけでなく、宮代町全体で取り組むことの意義を強調した。続いて宮代町脱炭素の現状や取り組むべき対応策、脱炭素技術の事例紹介等を有識者が講演し、脱炭素に対しての共通理解を深めた。日本工業大学の雨宮隆教授(NIT-EMS本部長)、深和佑太助教(建築学科)も講師として招かれ、「宮代町のGHG算定と今後の温暖化対策」、「2050年に向けた建築物の脱炭素化」をテーマにそれぞれの専門分野に関連した講演を行った。
2024年度は、地球温暖化対策実行計画の区域施策編(地方公共団体の区域全体の2030年及び2050年に向けた温室効果ガス排出量削減に関する計画)の策定を目標に活動する予定。