2024年9月8日(日)、実践女子大学日野キャンパスで、実践女子学園の創立125周年を記念するイベント「JISSENマルシェ」を開催する。

 実践女子学園の創立者・下田歌子は、女子教育の草分け的存在。学園の源流は前身の実践女学校と女子工芸学校があった東京にある。1986年に大学・大学院が日野校地(日野市)に全面移転し、現在は渋谷キャンパスと日野キャンパスの2拠点体制で、授業を通して企業や自治体と地域の課題の解決などをする「社会連携」や、多様性を理解し多角的な視点から物事に取り組む人材の育成を目指す「グローバル」を意識した女子教育を進めている。

 「JISSENマルシェ」が開催される日野キャンパスには、生活科学部(食生活科学科、生活環境学科=2025年4月に環境デザイン学部環境デザイン学科に変更、生活文化学科、現代生活学科)があり、日野市をフィールドとして、行政や住民、学生が協力して課題解決に取り組み、学園が掲げる社会連携の活動を盛んに行っている。こうした背景もあって、地元の大学として、創立125周年の節目に地域の人々に感謝の意を込め、今回のイベントを開催することにした。

 イベント当日は、計29企画を実施する予定。日野育ちで大人気の芸人ほいけんた氏が来校するほか、ご当地グルメ、eスポーツ、企業・自治体ブースなど盛りだくさんの内容。学園とつながりのある日本航空株式会社、株式会社良品計画、中日本高速道路株式会社の企業や日野市、岐阜県恵那市などの自治体も多数協力し、地域に根ざした大学として地域の魅力の新たな発見につなげていきたいと考えている。

<■創立125周年記念イベント「JISSENマルシェ」>
日時:9月8日(日)10時00分~16時00分 ※入場無料
会場:実践女子大学 日野キャンパス(東京都日野市大坂上4-1-1) 
プログラム(抜粋、予定):
・ほいけんた ものまねライブ
香雪記念館大教室で11時30分から開催、観覧料無料 
※当日は10時15分から先着400人に整理券を配布
・生活科学部によるブース出展
身近な野菜について学べるクイズ、錯視が体験できる工作、手作り遊具、「多世代交流カルタ」を使った遊び、ハンカチを使った染色体験
・企業によるブース出展
JAL(客室乗務員による機内アナウンス体験や仕事紹介)、無印良品(防災グッズの紹介)、NEXCO中日本(使い終わった横断幕からエコバッグや自転車のカゴカバーを製作するワークショップ)
・地元に根ざした飲食店が多数出店、下田歌子の出身地岐阜県恵那市からは栗和菓子専門店が出店
・小学生のサッカー大会、ぷよぷよテトリスを使ったeスポーツ大会、芝浦工業大学の学生による相撲ロボット体験
・縁日コーナー、水鉄砲ブース
・日野市のラグビーチームによるラグビー体験、日野市障害福祉課と子育て課の展示
・学園のミニオープンキャンパス、高校生向けに個別相談会

参考:【実践女子大学】JISSENマルシェ

大学ジャーナルオンライン編集部

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