麻布大学では、2024年4月に設置した高大接続・社会連携プログラム開発センターによる教育プログラムとして、9月17日(火)~19日(木)、島根県美郷町に設置されたサテライト施設「麻布大学フィールドワークセンター」を活用した社会連携プロジェクトと高大接続プロジェクトを実施する。
島根県美郷町では「鳥獣害対策と住民の取り組みに関しては島根県美郷町に行けば、新しい技術や情報が入り、人脈も広がる」という思いを込めて、町の勝ち残りをかけて、産官学民が自発的に集う「有害鳥獣対策版シリコンバレー」、略して「美郷バレー」構想を掲げている。
麻布大学は美郷町のフィールドワークセンターを活用して学科単位で様々な教育活動を行ってきたが、今回初めて全学科共通で学べる”地域に根差した教育”として、美郷バレー構想を軸に、日本をリードする島根県美郷町の鳥獣害対策を学ぶ。
テーマは「ニホンジカによる獣害対策講座:ジビエ肉の活用について」。シカの生物学や被害対策に関する講義や捕獲現場の見学をはじめ、HACCP衛生管理に基づくシカの解体実習や、シカ肉の調理実習など、獣医系と生命環境系の専門知識を学ぶ麻布大学ならではの実習を行う。
さらに、学生が美郷町の地域資源と連携し、島根中央高等学校(島根県川村町)の高校生を対象に高大接続セミナーとして「地域の魅力発信、地域・社会とのつながり、課題解決、将来展望」を考えさせるプロジェクトを企画し、生徒との交流も予定している。
参考:【麻布大学】日本トップクラスの鳥獣害対策を学外実習で専門的に学ぶ -麻布大学×島根中央高等学校×島根県美郷町 高大接続・社会連携プロジェクト実施-