2019年2月23日(土)、実践女子大学は国文学科創設100周年を記念して、公開講座「京都をめぐる文学」を開催する。
国文学科創設100周年記念公開講座「京都をめぐる文学」は、京都市主催「京あるき in 東京2019」との連携講座。2月23日は「京都をめぐる文学」をテーマに、日本を代表する文学作家の宮沢賢治、梶井基次郎と京都との知られざる関係性、さらに京都という文学風土の意味を紐解く。
「梶井基次郎『檸檬』の京都」では、国文学科の河野龍也教授が、実践女子大学が所有している「瀬山の話」(「檸檬」を含む草稿)との比較によって、「檸檬」が都市小説としての性格をはっきり持つようになった経緯を解説する。
栗原敦名誉教授は「宮沢賢治の京都・一斑 ――敏、涙骨、政次郎とともに――」と題し、宮沢賢治が盛岡高等農林学校時代の修学旅行と、大正10年に父政次郎と伊勢、比叡山などを訪れた旅と、日報社主真渓涙骨のこと、涙骨と暁烏敏の重要な関わり、さらに島田清次郎「地上」への賢治の批評などについて取り上げる。
実践女子大学 国文学科創設100周年記念公開講座「京都をめぐる文学」は2019年2月23日(土)13:30~17:00、実践女子大学渋谷キャンパス(JR山手線渋谷駅徒歩10分)創立120周年記念館403教室で開催する。申し込みは「京まなび」ホームページで先着300名まで受け付ける。参加費無料。