東山遊園株式会社(名古屋市千種区)は2023年12月5日をもって営業を終了した「星が丘ボウル」跡地(地下鉄東山線「星ヶ丘」駅徒歩3分)にて、新しい街区開発「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」を計画。一期工区としては東山遊園が「星が丘テラス」の増床を含めた複合ビルを新設、学校法人椙山女学園 (名古屋市千種区)が「Cross Gate」をコンセプトとした大学施設を新設するとともに、二事業者共同で街に開かれた歩行者動線や広場の一部を整備する。椙山女学園大学の新棟は、2027年4月完成予定。

 プロジェクト計画地は、東山遊園が運営する商業施設「星が丘テラス」に隣接し、名古屋市営地下鉄 星ヶ丘駅 徒歩3分の利便性の高い場所に位置しならがも東山動植物園、平和公園といった豊かな緑地環境に囲まれたであるとともに、文教地区にも指定されている稀有なエリア。

 学校法人椙山女学園が建設する新棟には、2024年に新設された情報社会学部を中心とした大学施設及び、低層階には東山遊園と協働で社会とシームレスに繋がる「星が丘コミュニティスペース(仮称)」を設置予定。

 大学施設としては情報社会学部の各種教室を中心としながら、情報デザイン学科生向けの電子工作室やデザイン工房、また、現代社会学科生向けの大規模ワークショップが可能な120人ワークショップルーム、さらにスタジオや、学部を超えて学生の交流を促進するコラボレーションラウンジを整備する予定。

 「星が丘コミュニティスペース(仮称)」では働く女性を応援するライフデザインカレッジや課題解決型授業を実践する場を設けるほか、子育て支援拠点、シアター利用も可能な多目的スペース、コワーキングスペースなどを含む、未来の椙山女学園大学を築く象徴的な機能を整える。

続く二期工区として住宅用途の新設、更なる商業施設の増床を計画。最終的には「商」「学」「広場」「住」を一体として開発する複合開発プロジェクトとなっており、最終的な開業は2028年春予定。

参考:【椙山女学園大学】椙山女学園大学 キャンパスリニューアルプロジェクト

大学ジャーナルオンライン編集部

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