北里大学は、2025年4月に「獣医学部 グリーン環境創成科学科」を入学定員100名で相模原キャンパスに新設する。学部学科名に「グリーン」を使用しているのは全国初。
「獣医学部 グリーン環境創成科学科」は、環境問題解決に特化した新学科。地球(プラネット)のドクターのように、環境科学、自然科学、データサイエンス、農学など、さまざまな分野をボーダレスに学び、環境問題を解決に導く力を身につける。
初年度の総合型選抜(募集人員20名、うち女子特別枠5名)はすでに出願受付を終了しているが、学校推薦型選抜や一般選抜に向けて、英語・数学の入試傾向や対策を学部別に解説する「入試対策講座」の申し込みが始まり、募集要項が公開された。
北里大学は、世界的な細菌学者である北里柴三郎を学祖と仰ぎ、1962年に北里研究所創立50周年を記念して創立。9学部18学科を設置しており、キャンパスは大学発祥の地である白金キャンパス(東京都)、北里大学病院と隣接する相模原キャンパス(神奈川県)、獣医学部の2年次以降が学ぶ十和田キャンパス(青森県)、健康科学部がある新潟キャンパス(新潟県)の4つになっている。
獣医学部の1年次は相模原キャンパス、2年次からは大自然の中でいのちの輝きを実感できる「十和田キャンパス」で専門分野を学ぶことになるが、新設される「グリーン環境創成科学科」は、獣医学部の中にあるものの、4年間相模原キャンパスで学ぶ。