2024年10月6日、金沢大学は角間キャンパス(金沢市角間町)でKUGS(金沢大学グローバルスタンダード)特別入試の「防災・復興人材選抜」説明会を開いた。令和6年能登半島地震からの復旧・復興に向けて専門分野での学修結果を基に被災地に寄り添い、地方自治体と協働して被災地の発展に貢献できる人材を集める入試で、高校生66人と保護者55人が参加した。
金沢大学によると、特別入試の説明や研究紹介に続いて、研究室などの見学や個別相談会が開かれた。個別相談会では参加者から多くの質問が飛び交い、「すぐにでも復興にかかわりたいが、知識がない。専門的な知識を金沢大学で学びたい」などの声が出ていた。
KUGS特別入試「防災・復興人材選抜」は、2025年度入試で融合学域の観光デザイン学類、人間社会学域の学校教育学類と地域創造学類、理工学域の地球社会基盤学類に導入する。募集人員は観光デザイン学類2人、学校教育学類3人、地域創造学類4人、地球社会基盤学類10人の計19人。一般選抜(前期日程および一括選抜)の募集定員の一部を防災・復興人材選抜に移行しているため、学類ごとの入学定員の変更はない。詳細は令和7(2025)年度 KUGS特別入試入学者選抜要項で確認のこと。
金沢大学は本選抜を通じて、災害、復旧・復興、防災・減災に関する科学的知見の学修により身につけた科学的,倫理的および実証的な力をもって,被災地の復旧・復興および我が国や世界の防災・減災に貢献できる高度人材を育成する。
参考:【金沢大学】KUGS特別入試「防災・復興人材選抜」説明会を実施
KUGS特別入試 防災・復興人材選抜の導入(PDF)