日本にもキャンパスを有する米国のテンプル大学は、イギリスの高等教育情報誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)による2025年版「世界大学ランキング」、9月に発表された米国のUSニューズ&ワールド・レポートによる米国大学ランキングにおいて、ともに高い評価を得た。

 世界トップクラスの総合大学・研究機関であるテンプル大学は、アメリカの州立大学として、ペンシルベニア州の本校に加え、イタリアのローマと日本にもキャンパスを有する。

 タイムズ・ハイヤー・エデュケーションの2025年版「世界大学ランキング」では351ー400位にランクイン。日本の大学でいえば北海道大学、筑波大学と同じランク帯であり、東京大学(28位)、京都大学(55位)、東北大学(120位)、大阪大学(162位)、東京工業大学(195位)、名古屋大学(201-250位グループ)、九州大学(301-350位グループ)に次ぐポジションとなる。

 米国の「USニューズ&ワールド・レポート」の全米大学ランキングでは、全米436の総合大学の中で98位、公立大学ランキングでは46位にランクイン。また、費用対効果の高い(ベストバリュー)大学※として72位、退役軍人の教育支援を行う大学として63位だった。

 テンプル大学は、日本においても進化を続けている。1982年に設立されたテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ・東京都世田谷区)は外国大学の日本校として最も長い歴史と最大の規模を誇り、2005年には文部科学省から「外国大学の日本校」の指定を受けている。2024年秋学期の学生数は、学部と大学院を合わせて2,700名を超え、学生は日本で履修しながら、米国本校から直接、単位や学位を授与される。過去4年間でTUJの学生数は2倍以上に拡大し、2025年1月にはTUJ京都が開校する。

※ベストバリュー大学とは、得られる教育の質に対して学費が割安な大学。経済支援を必要とする州外出身学生が支払う総コストを基に計算。

参考:【テンプル大学】テンプル大学、世界大学ランキングで高評価を獲得

大学ジャーナルオンライン編集部

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