岡山大学は教授ら教員の職歴、研究業績などを広く知ってもらうためにまとめているウェブサイト上の研究者総覧に、教育研究系技術職員の組織である総合技術部に所属する技術職員らを追加、名称を研究者・技術者総覧に改めた。技術職員の可視化を推進するのが狙いで、国内初の試みになるという。

 研究者総覧は学内だけでなく、学外の経済界などに教員の職歴や研究業績、学位、社会活動などを知ってもらうため、ほとんどの大学が公開している。岡山大学は職員の高度化として技術職員の強化促進、博士人材化にための大学院就学支援制度の実施、研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成を進めており、「研究者・技術者総覧」として技術職員それぞれが持つ技術ノウハウや技術研究の業績などを公開する。

 岡山大学は教員と技術職員の相互理解の深化、コラボレーション促進を期待するとともに、今後増加が予想される技術的相談やコンサルティング業務に対応するための情報公開にしたい意向。

参考:【岡山大学】技術職員の見える化の強化推進として岡山大学「研究者総覧」を「研究者・技術者総覧」へ~わが国初の試みを実施~

岡山大学

グローバルに活躍できる実践人として羽ばたく環境・体制づくりを推進

創立150周年あまり、10学部7研究科1プログラム4研究所を有する国立大学。高度な研究活動の成果を基礎とし、学生が主体的に“知の創成”に参画し得る能力を涵養するとともに、学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、豊かな人間性を醸成できるように支援し、国内外[…]

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