学校法人清光学園は、2026年度より岡崎女子大学ならびに岡崎女子短期大学(愛知県岡崎市)を共学とし、「岡崎大学」「岡崎短期大学」へと名称変更する予定であることを発表した。併せて、岡崎大学は子ども教育学部 子ども教育学科を「教育学部 子ども教育学科」とし、中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)を取得する課程を開設する予定。
清光学園は 1924年に幼児教育に着手し、2024年度100周年を迎えた。第二次世界大戦後のベビーブームによる幼児教育者・保育者不足への対応と女性の地位向上を目的に短期大学を設置してから60年、さらに幼児教育の多様化や高度化に応えるべく4年制大学を設置してから12年が経過し、教育・保育に果たす女性の役割と重要性を社会に示してきた。
現在、情報技術の著しい発達・普及と国際化、人権意識の高まりなど、社会は大きな変革期を迎えており、これまでの社会的枠組みを越えた、共生社会の中での教育・保育が必要とされている。
今後、岡崎女子大学ならびに岡崎女子短期大学は、共学化して教育・保育を学びたい全ての人に門戸を開くことで、共生社会を牽引していくことを目指す。大学名称は変わるものの、大学の建学の精神「自己実現と社会貢献」、短期大学の建学の精神の真髄「自由と創造 自律と貢献」を変わらず継承し、学生が自分自身の存在価値を知り自らを成長させ、社会の発展に貢献していく力を獲得することを支援するという大学の理念を引き継いでいく。
岡崎大学では、共学化・名称変更に併せて、子ども教育学部 子ども教育学科を「教育学部 子ども教育学科」に名称変更し、従来の保育士資格、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状の取得に加えて、中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)の取得を可能とする教職課程を開設する予定(ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性がある)。