甲子園短期大学(兵庫県西宮市)を運営する学校法人甲子園学院は理事会を開き、2026年度以降の学生募集停止を決めた。募集停止に伴い、3月9日(日)・23日(日)に予定していたオープンキャンパスの開催を中止する。

 甲子園短期大学によると、同校は1941年、甲子園高等女学校として開学し、1964年に甲子園短期大学となった。現在は生活環境学科と幼児教育保育学科を持つ。文部科学省から「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の認定を受けて教育課程の改革を進めるとともに、入学定員を2023年度、両学科各80人の計160人から生活環境学科30人、幼児教育保育学科40人の計70人に削減。2025年度から生活環境学科介護福祉フィールドの募集を停止していた。

 甲子園学院の久米知子理事長・学院長と甲子園短期大学の早坂三郎学長はホームページで「今回の決定は大変心苦しく、断腸の思い」とするコメントを発表した。

 兵庫県の短期大学は、園田学園女子大学短期大学部(尼崎市)、姫路日ノ本短期大学(姫路市)、武庫川女子大学短期大学部(西宮市)が2025年度からの募集停止を発表。2026年度は、甲子園短期大学のほか、神戸女子短期大学(神戸市)、頌栄短期大学(神戸市)が募集停止を発表している。

参考:【甲子園短期大学】甲子園短期大学の学生募集停止について

甲子園短期大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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