2025年2月14日、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、京都府および京都市と包括的な連携・協力に関する協定を締結した。TUJが1月に京都に新拠点「TUJ京都」を開校したことを受けて締結された本協定は、大学の発展に向けた重要な一歩となる。

 今回の協定締結は、TUJがTUJ京都の設立計画を正式に発表した記者会見から、ほぼ1年の節目を迎える中で実現した。この間、TUJは京都府および京都市と継続的に協議を重ね、連携体制の構築に努めてきた。

 本協定に基づき、TUJはテンプル大学の世界水準の教育を地域の学生に提供し、小中高生までの児童・生徒を対象とした国際化および語学学習プログラムを推進する。また、京都府内の教員向け英語教育研修の実施、学生のインターンシップ機会の提供などを通じ、京都府ならびに京都市との連携を一層強化していく。

 TUJが自治体と締結する包括的な連携・協力協定は、都道府県レベルでは、2022年12月の山梨県、2024年3月の長崎県、愛媛県に続き4件目。また、市区町村レベルでは、2006年5月に東京都港区、2022年12月に東京都世田谷区と協定を締結しており、京都市は3件目の自治体となる。さらに、TUJは関西地域での連携を拡大し、2024年11月には、大阪府教育委員会およびTUJ京都に近接する龍谷大学と協定を締結。本協定には、学生交流、クラブ活動、共同教育プログラム、文化交流、共同講座、学術研究、学会の共同開催など、多岐にわたる取り組みが含まれている。

参考:【テンプル大学】テンプル大学ジャパンキャンパス、「TUJ京都」の開校に伴い、京都府および京都市と包括連携協定を締結

テンプル大学ジャパンキャンパス

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テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、1982年東京に開校。日本の外国大学のなかで最も古く、最大規模の学生数およびプログラム数を有する。 日本で入学、卒業ができる唯一のアメリカの州立総合大学および研究機関であり、TUJ学生は米国本校から直接、単位・[…]

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