2025年2月27日、厚生労働省は2024年人口動態統計速報を公表した。出生数(速報)は9年連続減少し、過去最少の72万988人。対前年で見ると3万7643人の減少。速報は、日本における日本人、日本における外国人、外国における日本人及び前年以前に発生した事象を含む数値となっている。
この速報数値から、過去データを参考に、日本における日本人だけに限定した出生数(確定)を予測してみると、およそ69万人となる。
2024年度のおける大学入学定員は63万1949人(全国大学一覧)、短大入学定員は5万1152人(全国短期大学一覧)で、合計するとおよそ68万人となり、2024年出生数(確定)の予測とほぼ同数になっている。
出生数(確定)の推移を見ると、2005年から2015年までの11年間は100万人台で推移していたが、2016年から2018年までの3年間で90万人台、2019年から2021年までの3年間で80万人台、2022年と2023年で70万人台、2024年は60万人台の予測となり減少ペースが早まっている。
参考:
【厚生労働省】人口動態統計速報(令和6年(2024)12月分)を公表します(PDF)
【厚生労働省】人口動態調査
【文部科学省】大学・短期大学・高等専門学校・法人一覧