文部科学省は、2001年出生児の経年変化の状況を継続的に観察する「21世紀出生児縦断調査」の第16回(2017年)の結果を取りまとめ、公表した。

 「21世紀出生児縦断調査」は、2001年に出生した子の実態および経年変化の状況を継続的に観察し、教育に関する国の諸施策を検討・立案するための基礎資料にしようと、厚生労働省が2001年から始まった調査。第16回(2017年)からは、文部科学省・厚生労働省の共管で実施することになった。

 調査対象は、全国の2001年(平成13年)に出生した子供のうち、1月10~17日の間に出生した子供及び7月10~17日の間に出生した子供(1月生:15,245人、7月生:15,052人)。第16回調査における対象者の年齢は16歳となる。

 第16回調査で、子どもたちの抱える悩みや不安について聞くと、割合の高い順に男女とも「進路に関すること/男子27.8%・女子42.5%」、「学校や塾の成績に関すること/男子20.5%・女子31.9%」だった。また、男子と比較して女子は、 「自分の容姿に関すること/17.4%」、「友達との関係に関すること(友達ができない・友達の輪に入れないなど)/11.9%」の割合が高かった。過去の調査を見ると、調査対象が中学1年生だった第13回調査以降、「進路に関すること」「学校や塾の成績 に関すること」が第15回調査(中学3年生)にかけて増加し、第16回調査(高校1年生等)で割合が高止まりしている。

 将来の進路については、男子は「大学卒業後に働くことを考えている/52.4%」、「高校卒業後に働くことを考えている/15.6%」、 「具体的にはまだ考えていない/15.1%」。女子は「大学卒業後に働くことを考えている/52.2%」、「高校卒業後は専門学校・各種学校へ進み、その後、働くことを考えている/15.6%」、「具体的にはまだ考えていない/12.6%」。第13回調査(中学1年生)以降の変化をみると、男女とも「具体的にはまだ考えていない」の割合が減少し、「大学卒業後に働くことを考えている」の割合が増加した。

参考:【文部科学省】21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児) 第16回調査

大学ジャーナルオンライン編集部

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