日本大学湘南キャンパス(神奈川県藤沢市)にある日本大学生物資源科学部「骨の博物館」が神奈川県教育委員会から登録博物館に指定された。神奈川県の大学博物館で指定を受けたのはこれが初めてになる。

 日本大学によると、骨の博物館は1974年に設置された標本模型委員会が旧農学部、旧東京獣医畜産大学所有の標本を集めたのが始まり。1978年に湘南キャンパスの校舎に資料室を開設した。その後、1990年に神奈川県教委から博物館相当施設の指定を受け、資料館として開館している。

2019年にリニューアルし、「骨の多様性と進化」をテーマに1階は陸海空の3エリアに分けた野生動物、2階は家畜やペットの骨格、剥製標本を展示している。ほかに昆虫や植物の標本、古農具なども公開している。大学内施設だが、一般も見学できる。
文化庁企画調整課によると、全国にある博物館は2021年10月現在で約5,800館。このうち、都道府県や政令指定都市から博物館法に基づいて登録を受けた登録博物館は900館余りある。

骨の博物館は1970年代から長期にわたって教育・研究活動に取り組むと同時に、一般公開や普及活動にも力を入れてきたことが評価された。安倍弘館長は「今後も地域社会に開かれた博物館として愛される施設にしていきたい」とのコメントを発表した。

参考:【日本大学生物資源科学部】『骨の博物館』が神奈川県より,県内の大学博物館で初の「登録博物館」に指定されました

 

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