質の高い論文数の世界ランキングで米国、中国の主要研究機関が上位を占めている中、一部の小規模研究機関が高い割合で質の高い論文を発表していることが、国際的出版社シュプリンガー・ネイチャーの調べで分かった。世界最高を目指す高い目標や研究分野を超えた学際性などが質の高い論文発表につながっているとみられている。

 シュプリンガー・ネイチャーは論文の共著者の貢献度を考慮して算定した研究機関のポイントを自然科学分野の総論文数で割る新しい分析手法を考案。世界82の著名な自然科学系学術雑誌に2018年に掲載された約6万の論文を対象として世界ランキングを作成した。

 それによると、トップは米国のコールド・スプリング・ハーバー研究所、2位がオーストリア科学技術研究所、3位がイスラエルのワイツマン科学研究所。この分析手法でトップスリーに入ったのはいずれも小規模研究機関で、質の高い論文数で上位を占めた中国科学院、米国のハーバード大学など大規模研究機関は軒並み順位を落としていた。

 日本の研究機関では沖縄科学技術大学院大学が10位に入った。質の高い論文数では、世界361位だが、他の研究機関を押しのけて日本の研究機関の最上位を占めている。質の高い論文数だと日本の最上位は東京大学で、世界トップテンに入っているが、新しい分析方法によるランキングではトップテンから外れた。

参考:【シュプリンガー・ネイチャー】研究機関は規模が全てではないことが、Nature Indexの最新ランキングで明らかに

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大学ジャーナルオンライン編集部

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