株式会社マイナビが運営する進学情報サイト『マイナビ進学』が初めて「進学に関する保護者の意識調査」を実施した。対象は2019年4月に大学・短期大学・専門学校のいずれかに入学した子を持つ保護者1000人。

 調査によると、子どもが入学した学校に「満足している(非常に・ややを含む)」保護者は全体の75.1%。4人に3人が満足しているという結果になった。満足の理由には「父」よりも「母」、そして「息子をもつ母」よりも「娘をもつ母」の方が、「資格取得率が高い」ことを挙げている。

 また、保護者の約8割が何等かの進路支援をしており、保護者が行った進路支援の内容で最も多かったのが「学習支援(塾や家庭教師・参考書の購入等)(39.1%)」、次に「子どもとのコミュニケーション(進学先について聞く、話し合うなど)(35.6%)」となっている。特に、「母」および「娘をもつ母」のほうがコミュニケーションを実施する割合が高く、「母」のほうが積極的に支援していると考えられる。

 保護者が子どもの進学先を選ぶポイント(上位3つまで選択)としては、「子供の学力との相性(43.2%)」「学べる内容(42.2%)」に続き、「実家からの距離(25.6%)」「取れる資格(21.3%)」が挙げられている。

 子どもの将来の働く姿に望むものは共通して「やりがい(52.4%)」「安定した収入(26.4%)」となっているが、「娘をもつ父」は全体値より「やりがい(57.9%)」を、「娘をもつ母」は「安定した収入(27.2%)」や「資格や専門技術を活かす(14.8%)」ことを望む割合が高く、進学先への満足理由と共通する点がみえる。

参考:【株式会社マイナビ】マイナビ進学「進学に関する保護者の意識調査」を初めて発表

大学ジャーナルオンライン編集部

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