文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、2005年から科学技術への顕著な貢献を行った若手研究者を「ナイスステップな研究者」として選定している。2019年は約640名の候補者の中から、10名が選ばれた。

 NISTEPによると、30~40代の若手を中心に、研究活動だけでなく国内外へ広く成果を還元している研究者を選定した。衛星データの農業への利用、宇宙と医学、AIとライフサイエンスの融合、新材料や新薬の開発に繋がる基礎研究、大学発ベンチャーの創業など、様々な分野で活躍している10名だ。

 「ナイスステップな研究者2019」の10名はこちら(敬称略、年齢・所属は2019年12月6日時点)。
・宇井 吉美(31) 株式会社 aba 代表取締役
・上田 純平(35) 京都大学大学院 人間・環境学研究科 相関研究学専攻 助教
・太田 禎生(35)東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
・加藤 英明(33) 東京大学大学院 総合文化研究科 先進科学研究機構 准教授
・川上 英良(37) 千葉大学大学院 医学研究院 人工知能(AI)医学 教授、千葉大学 治療学人工知能(AI)研究センター センター長、理化学研究所 医科学イノベーションハブ推進プログラム、健康医療データ数理推論チーム チームリーダー
・坂本 利弘(42) 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター 上級研究員
・佐藤 太裕(45)北海道大学 工学研究院 機械宇宙工学部門 機械フロンティア工学分野 教授
・篠島 亜里(39)慶應義塾大学 医学部 眼科学教室 特任講師
・楊井 伸浩(35) 九州大学 大学院工学院 応用化学部門 准教授、国立研究開発法人 科学技術振興機構 さきがけ研究者
・Stephen Lyth(39)九州大学大学院 統合新領域学府オートモーティブサイエンス専攻 准教授

参考:【科学技術・学術政策研究所】科学技術への顕著な貢献 2019(ナイスステップな研究者)

大学ジャーナルオンライン編集部

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