2019年11月30日、広島県広島市にある横川シネマで「広島こわい映画祭2019」が開催された。手がけたのは県立広島大学経営情報学部矢澤研究室の学生たちだ。

 「広島こわい映画祭」は、ビジネスモデルを学ぶ授業の一環として矢澤利弘教授と研究室の学生が実行委員会を立ち上げ、企画、運営している。矢澤教授と学生らが資金を出し合い、全国から出品作品を公募した。

 開催2回目となる2019年は前年の10倍以上にあたる67作品が集まり、その中から学生が10作品を選び上映した。最後の上映作品となった張大尉監督の「カップケーキ」は満席となるなど盛況で、全国からファンを集め、前回の1.5倍にあたる81人の動員を記録して黒字を確保した。

 また実行委員会は、今回新たに観客による投票で決まる「観客賞」を設けた。米アカデミー賞の前哨戦とされるカナダのトロント映画祭に倣ったもので、記念すべき第1回は松田彰監督の「異(あだ)し日にて」が受賞した。この作品は福岡インディペンデント映画祭でグランプリ(40分部門),米国でアジア系の作品が集う「ダラスアジアン映画祭」でも受賞しており、松田監督は「『ホラー』ではなく『こわい』をずばりタイトルにした映画祭に,横川シネマも横川という土地も雰囲気がぴったりでした。」とコメントした。

会場となった広島市横川は「アートとサブカルチャーの街」とされ、10月にはハロウィンに合わせた複合イベント「ゾンビナイト」も開催された。実行委員会はこの映画祭を、ホラーだけでなく人間社会の闇に潜む多岐に渡った「こわい」を考える文化を根付かせ、地域を元気にしようと考えている。2020年も第3回の開催を予定しているという。

参考:広島こわい映画祭2019

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大学ジャーナルオンライン編集部

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