神田外語大学と関東国際高等学校は、2020年2月14日、国内初となる東南アジア3言語(インドネシア語・ベトナム語・タイ語)における高大連携協定の協定式を行う。
近年目覚ましい経済発展を遂げる東南アジアは、これまで経済のグローバル化の中心であった日本や欧米諸国にかわり、世界経済の中心になるといわれている。しかし、日本では東南アジアの言語とその国・地域の文化に精通している人材が不足している。英語とともに東南アジアの言語を駆使して現地の人の心情を理解し、日本との懸け橋となる人材が求められている。
関東国際高等学校は国内では唯一、外国語科として近隣諸国で話されている6つ(中国、韓国、ロシア、インドネシア、ベトナム、タイ)の言語コースを設置しており、英語教育と両立しながらインドネシア語・ベトナム語・タイ語という東南アジア3言語の教育にも力を入れている。これらの初修言語と英語の基礎を関東国際高等学校で身につけ、神田外語大学でダブルメジャーとしてより高度な言語運用能力とその国の経済や社会に精通した人材を育成するため、両校は高大連携協定の締結をすることになった。
高大接続協定を締結することで両校のカリキュラムの再編や、神田外語大学への進学が決まった学生には高校3年後期に大学での英語学習サポート、大学の履修科目免除などを実施することを検討している。神田外語大学が英語学習サポートをすることにより、進学が決まった学生が継続してコミュニカティブな英語力を伸ばすことができる。また履修科目免除をすることで、関東国際高等学校で学んだ東南アジア3言語の学習内容と、大学入学直後に学ぶ基礎的な学習内容が重複するといったことも解消される。これにより、高校で先行してこれらの言語を学ぶ優位性を最大限に生かし、且つ同じ言語を大学で学び続けるモチベーションを保つことができる。
神田外語大学と関東国際高等学校の7年間を通して、一貫した共同カリキュラムの設計や両校教職員の交流などを行い、東南アジアで即戦力として活躍できる人材の輩出を目指す。
参考:【神田外語大学】神田外語大学と関東国際高等学校が国内初、東南アジア3言語における高大連携協定を締結 — 2月14日(金)に協定式を行う