聖心女子大学は2020年1月29日に東京音楽大学と「学生交流に関する協定書」を締結した。両大学が科目を提供することにより、相互に教育内容の充実を図り、交流を深め、学生に対して多様な価値観に基づく学修機会を提供する。これにより、学生は2020年4月以降、双方で開講される科目を履修できることになり、修得した単位はそれぞれの大学における単位として認定される。
聖心女子大学は1948年、日本の最初の新制女子大学の一つとして開学した。現在は世界32カ国に150校余りの姉妹校を持つ。東京音楽大学は1907年に設立された。東洋音楽学校を前身とする、日本で最も古い歴史を持つ私立音楽大学である。
リベラル・アーツ教育を旨とする聖心女子大学では、広い視野や多様な価値観を身につけるため、他大学との協定による「交流学生制度」を設けている。2020年1月29日、東京音楽大学と締結した「学生交流に関する協定書」に基づき、2020年4月から交流学生制度(単位互換制度)を開始。聖心女子大学在学生は東京音楽大学が開放する科目を、同様に東京音楽大学の在学生は聖心女子大学が開放する科目を、履修できる運びとなった。
なお、聖心女子大学では学びの機会を広げる他大学との単位互換協定を推進しており、現在、上智大学、渋谷4大学(青山学院大学、國學院大學、実践女子大学・短期大学部)、日本赤十字看護大学(2020年4月開始)と実施している。