城西国際大学観光学部は、2019年度の道の駅「鴨川オーシャンパーク」との連携事業において、「道の駅から観光振興」をテーマにカフェマップを作成した。鴨川に住む学生がカフェを巡り、おすすめの18店舗の情報を掲載。InstagramやGoogleマップを利用したデジタル情報としての発信もしている。
今回作成した「鴨川カフェマップ」は、観光学部、道の駅「鴨川オーシャンパーク」、千葉国道事務所の3者が連携して実施する「鴨川オーシャンパークとの連携企画型プロジェクト(鴨川道の駅プロジェクト)」の一環。観光学部は「道の駅プロジェクト」を2015年4月から取り組んでおり、「道の駅」を大学における実践教育の場として位置付け、関係団体と学生が共働しながら、地域振興拠点としての更なる進化に向けて具体的方策を研究・実践している。
城西国際大学観光学部では、観光現場で見て、考えることを通じて実践的な観光学を学んでいる。地元鴨川・南房総でのフィールド地域プロジェクトを通しての実務に強い教育が特色。学生たちは地域の情報をどのように活用するかを考え実践しながら、観光メディアの力を身につけるよう取り組んでいる。
2019年度は、鴨川市四方木地区で住民たちと協働で準備した地域活性化イベント「里山のひかり」や、JR東日本と連携した「JR東日本×城西国際大学観光学部 駅からハイキング」、観光学部の学生50名と環境社会学部、国際人文学部の学生ら総勢93名が参加したまち歩きイベント「100人で東金をジャックしよう!!!」など産学連携による南房総観光復興企画を開催した。
2019年12月15日に開催した「貸切お座敷列車『華』と館山学生ガイドバスツアー」は、9月の台風15号により甚大な被害を受けた南房総エリアの被災後、クラブツーリズム株式会社と共同で急きょ企画したもの。ツアー当日は約70名もの参加者が集まり、無事実施・催行した。