新型コロナウイルス感染症対策で多くの学校が臨時休校となるなか、デジタルコンテンツ集「科学技術広報研究会 臨時休校対応特別企画」が注目を集めている。「家庭で長い時間を過ごす子供達にぜひ見て欲しい、この機会に研究の最先端にふれてほしい」と、大学や研究機関の広報担当者のネットワーク有志が開設した。

 「科学技術広報研究会 臨時休校対応特別企画」は、安倍首相によって一斉休校要請が出された翌々日の2020年2月29日に開設された。各大学・研究機関の広報担当者が、所属機関のデジタルコンテンツの中から、子供たちにぜひ見て欲しいと思う動画作品をピックアップした。また、「小学生のための最新天文講座」(国立天文台)など、ライブで楽しめる特別授業も配信する。

 公開中の作品は、ライブ配信される「特別授業」と7つのカテゴリで紹介されている。「さっと見られる映像」は、実験映像「超強磁場発生の瞬間」(東京大学物性研究所)、「人工光合成 水素・再生可能エネルギーを作る」(東京工業大学)、「”はり治療”ってどんなふうにするの?」(東京有明医療大学)、「好奇心に、駆られろ。Spark your curiosity」(名古屋大学理学部)、「Why Can’t We Get Power From Waves?」(沖縄科学技術大学院大学)、「フィロソフィアの扉」(熊本大学)など。

 また、「のんびり延々と見たくなる映像」では、「みんなで数えよう・アフリカツメガエルの細胞分裂~受精から孵化まで~」(基礎生物学研究所×niconico)、「ゲーム系」では、iPad用アプリ「iPSマスター」(京都大学iPS細胞研究所)、「よみもの」では、「微生物病研究所からのコロナウイルス情報」(大阪大学微生物病研究所)、「工作」では、科学アート映像「Handmade Crystal Tree」(北海道大学CoSTEP)、「VR対応映像」では、「宇宙線研究所VR」(東京大学宇宙線研究所)、「講演会・サイエンスカフェ・成果発表などの映像」では、「サイエンス異種格闘技戦(2019/1/17)」(大阪市立大学)、「毛髪の再生医療をエンジニアリングしよう!」(横浜国立大学)など。以上は一例で、続々追加更新されている。

 研究機関からも「アサガオの花色変化実験」(基礎生物学研究所)や「災害対応 ヒューマノイドロボット HRP-2改 【デモンストレーション1】」(産業技術総合研究所)など、好奇心を刺激する様々なコンテンツが紹介されている。

 今回の企画、運営を行う科学技術広報研究会(JACST)は、研究機関や大学などの広報担当者が、所属する組織の枠をこえ、広報活動における課題を共有し、お互いに助け合い、共に成長していくことを目指したネットワーク。約80機関から約140名の広報担当者が参加している(2020年3月2日現在)。

参考:【科学技術広報研究会】休校中の子供たちにぜひ見て欲しい科学技術の面白デジタルコンテンツ

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大学ジャーナルオンライン編集部

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