実践女子大学と実践女子大学短期大学部は、2020年5月22日から就職支援講座のオンデマンド動画配信を開始した。4月からWEBによるオンライン就職相談サービスを提供しており、今回の動画配信もその一環。
コロナ禍で就職活動に影響が出始めて間もない4月6日、実践女子大学学生総合支援センターキャリア・生活支援課は、速やかにオンライン就職相談サービスを開始した。大学4年生と短大2年生に向け、不安解消や円滑な就職活動の実現に向けたきめ細かいフォローを行い、4月末の時点でのべ200人以上もの学生が利用するに至った。
就職活動全般に関する相談は、キャリアコンサルタントの国家資格を持つキャリアアドバイザーが平日の午前10時から午後4時まで、ビデオ会議システムを使って対応。学生1人平均約30分間の相談時間を利用して、エントリーシートなどの書類添削や面接練習などもマンツーマン指導している。相談件数が多い渋谷キャンパスでは、5月15日から相談員として大学職員も加わり、キャリアアドバイザーと大学職員の2人体制で、就職相談対応を強化している。
上記に加え、5月22日からは、3年生と短大1年生を対象とする就職支援講座の動画配信も開始した。「就職ガイダンス」「インターンシップ準備講座」「応募書類の書き方」「マナー講座」など、1本当たり20~30分間のコンテンツをアップしていく。閲覧可能な動画数は、22日のスタート時は5本程度だが、今後、月10本のペースで増やしていくという。
実践女子大学は、コロナ禍の影響で就職活動に不安を抱える学生一人ひとりに寄り添う支援を一層強化し、ICTを活用したより利便性の高いサービスを充実させていく。