武蔵大学は、2022年の武蔵学園創立100周年に向け、大学の目指す新しいビジョンを「異文化を理解し未来を創造する教養あるグローバル市民の育成」と定め、教育改革を進めている。2022年4月には、これまで以上に社会が求めるグローバルリーダーの育成に取り組むため、国際教養学部(仮称)の設置を構想している。
これまで武蔵大学は、2015年度に経済学部で「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)」、2017年度には人文学部で「グローバル・スタディーズコース(GSC)」、社会学部で「グローバル・データサイエンスコース(GDS)」を設置するなど、全学的にグローバル化をすすめてきた。
国際教養学部では、1学科2専攻(国際教養学科/経済経営学専攻・グローバルスタディーズ専攻)から成り、リベラルアーツ&サイエンス教育(人文社会科学・自然科学を広く含む総合科目、専門科目、外国語科目)を軸にした総合的な学びと、英語で行う授業により専門領域を極める。入学定員は100名を予定。
特色としては、高度な英語力が身につくこと、学部や専攻を横断して多様な科目が履修できること、ゼミを通じて主体的な学びや発信力、協働の精神を学べることに加え、経済経営学専攻では、ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラムを通じてロンドン大学の学位(BSc in Economics and Management)の取得を目指せる。また、グローバルスタディーズ専攻では、英語で行う授業を中心に構成され、それらと留学だけで卒業することも可能となる。
さらに、国境や地域を超えた地球規模の課題に取り組むため「Global Relations」、「Global Communication Studies」、「Global Cultural Studies」の3分野を設定し、多様なテーマの科目を配置する(構想中のため学部の内容は変更する場合もある)。
参考:【武蔵大学】国際教養学部(仮称)、2022年4月設置構想中―未来を創造する教養あるグローバルリーダーの育成―(PDF)