文部科学省は、全国11校の専門職大学・専門職短期大学が参加し連携を図る組織として、新たに「専門職大学コンソーシアム」を設立したことを発表した。

 学校教育法が改正され、2019年4月、質の高い実践的な職業教育を行う大学制度「専門職大学・専門職短期大学」がスタート。産業界や地域社会との連携を強め、社会情勢の変化に即応した質の高い実践的な職業教育を行い、日本の発展に寄与する人材を育成することを目的としている。

 今回、各専門職大学・専門職短期大学の教育や取り組み、成果を共有しながら、さらなる教育の質向上を目指し、世の中に広く発信していくため、全国11校の専門職大学・専門職短期大学が参加する「専門職大学コンソーシアム」を設立した。

 年に1~2回の会合および必要に応じてオンラインのミーティングを通じ、各大学の取組・成果の共有を行い、各大学における経営・教育の質向上に反映させる。さらに、専門職大学・専門職短期大学の意義、求められている役割なども議論・検討し、専門職大学・専門職短期大学の発展に寄与することを目指す。

 事務局は、東京保健医療専門職大学及び情報経営イノベーション専門職大学が務め、2020年秋頃を目途に「専門職大学コンソーシアム設立発起会」を開催する予定。

参考:【文部科学省】「専門職大学コンソーシアム」の設立について

大学ジャーナルオンライン編集部

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