浜松医科大学では、2020年10月31日、電気自動車からの電力で人工透析が可能か否かを確かめる実証実験を行った。
災害などに起因する大規模停電の際、人工透析の治療継続は患者の生命維持の為に大きな課題となる。電力の確保が困難なクリニック等での治療継続に役立てるため、浜松医科大学看護学科基礎看護学講座の片山教授らは、電気自動車からの電力で、透析機器の安定的な運転が可能かどうかを確かめる実証実験を実施した。
実験では、看護学科棟1階大講義室前に電気自動車を停車させて外部電力を引き、屋内に設置した透析機器が稼働するか確認した。また、実際に人工透析が可能となるような安定した電力が供給できるか、各種測定装置を用いて計測。実際に透析の機器が動くことを確認した。