全国の大学・高等専門学校・大学校の学生が参加するロボットコンテスト「NHK学生ロボコン」。毎年各校がアイデアとチームワークを駆使して競いあい、優勝チームはタイ・バンコクで行われるアジア・太平洋地域の国と地域を代表する大学や高等専門学校・大学校のチームによるロボット競技会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABUロボコン)」へ日本代表として出場することになる。

 2016年のテーマは「エネルギー」。提示された課題において課せられたタスクを完了させるタイムと確実性、アイデアのユニークさ、今後の伸びしろを基準に書類選考、第1次・第2次ビデオ審査審査が行われ、金沢工業大学、工学院大学のほか24チームが選抜された。

 「Clean Energy Recharging the World」と銘打った競技課題で今回作ることになるのはエコロボットとハイブリッドロボットの2台。
まず、プロペラを載せたエコロボットに3つの障害物ゾーンをクリアさせる。ここでルールとして、ハイブリットロボットは風力や磁力などを用いて直接触らずにエコロボットを動かさなければならない。もちろん、自走するためのアクチュエータは搭載できない。ハイブリッドロボットは、障害物ゾーンをクリアしたエコロボットからプロペラを受け取り、ポールを登って頂上にプロペラを取り付ける。先にプロペラを取り付けたチームが勝者 「Chai-Yo(チャイヨー)」だ。3分間の対戦形式で行われる。決選は7月10日、大田区総合体育館で開催予定。

大学ジャーナルオンライン編集部

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