株式会社学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に行った「就職人気企業ランキング」を発表。新型コロナウイルスの感染拡大の影響をうけ、食品、出版、ゲーム業界が人気を集めた。有効回答7,675名。

 「就職人気企業ランキング」の総合1位は3年連続で伊藤忠商事。新型コロナウイルス感染拡大の影響はあらゆる業界に波及し、総合商社においては特に資源・エネルギー分野での減収が目立つ中、非資源分野にも強く、2020年4~9月期の純利益が他の総合商社を上回った伊藤忠商事が、就職人気企業ランキングでも1位の座をキープした。

 食品メーカーは高い人気を維持。2位の味の素、3位のアサヒ飲料をはじめ、トップ50内に13社がランクイン。食品スーパーが好調だったイオングループは2019年から順位を60以上あげ10位に。コロナ禍での「巣ごもり消費」を牽引した業界に、学生の人気・支持が集まっていることが分かる。

 また、4位には講談社、6位には「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットした任天堂、11位には大ブームとなった「鬼滅の刃」を手掛ける集英社、16位にはKADOKAWAがランクイン。コロナ禍によるステイホームの中、家庭でも楽しめるコンテンツを提供する出版、ゲーム業界が人気を集めた。

 一方、2021年卒採用を中止したANA(全日本空輸)、JAL(日本航空)、エイチ・アイ・エス(HIS)など航空、旅行業界は軒並み順位を下げた。しかし、順位を下げてはいるものの、100以内にランクインはしており、「採用再開」を願う学生の想いが現れる結果となった。11月下旬に2022年卒採用を「見合わせる」と発表した旅行最大手のJTBグループも2019年の2位から9位にランクダウン。2021年卒学生と同様、志望先の見直しを迫られる学生が多くなると推察される。

参考:【株式会社学情】2022年卒 就職人気企業ランキング【速報】

大学ジャーナルオンライン編集部

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