企業専門の調査会社、株式会社企業調査センターは、学生の人物像が伝わりにくいというWeb面接のデメリットを解消するサービスとして、裏アカウント特定サービス「Sトク」と「バックグランドチェック」を提供している。
問題社員の採用はミスマッチや早期離職など経営の効率化に与える影響は大きい。しかし新型コロナウイルスの影響で採用選考のオンライン化が進むなか、学生の人物像を把握する手段はエントリーシートとWEB面接など機会が限られている。学生のSNSからも情報は得られるが、見られることを前提とした「就活専用アカウント」と本音を漏らしたいときの「裏アカウント」を使い分ける学生が増加しており、裏アカウントの発見には膨大な時間と労力が必要となる。
そこで企業調査センターは裏アカウント特定サービス「Sトク」と「バックグラウンド チェック」のサービスを提供開始した。インターネットを活用したSNS上の情報をはじめとして経歴や趣味・し好から人物像を分析するとともに、探偵業でも届け出ている同社ならではのスキルを活かし、応募者の居宅周辺での聞き込み調査も行うという。
「Sトク」は裏アカウントを80%の割合(2020年12月28日現在)で特定に成功。本人だけではなく、友人など思い入れのある名前などから検索を実施することで他社に比べ高い特定率を実現しており、アクティブユーザーの多い新卒世代や転職希望の30代~40代前半であれば、さらなる高確率で特定できるという。
「バックグランドチェック」では、企業側がもっとも知りたいこと、調べたいことを徹底的に調査。学歴、職歴、破産歴、ネガティブ情報の洗い出しなど、通常の調査だけでなく顧客の業界・業種でとくに注視したい項目を集中的に調べる。さらに調査で得た情報にもとづいて、将来的なリスクも想定する。