千葉県松戸市は、2020年12月から開始しているPCR検査補助事業の対象者に、2021年1月5日から市内在住の「高齢者施設等従事者の同居者」及び中学・高校・大学の「受験生」を追加した。「受験生」をPCR検査費用の補助対象とすることは、県内初の取り組み。
現在、東京都を中心に拡大の一途をたどる「新型コロナウイルス感染の第3波」においては、家庭内感染が急増。松戸市内の高齢者施設においても施設従事者が同居者から感染することにより施設内に感染が広がる傾向にあり、クラスターの未然防止の観点からこれらの対策が喫緊の課題となっている。また、これから本格化する受験シーズンでは、入学試験を控えた受験生が感染の不安を抱えている。
こうした状況をふまえ、松戸市は2021年1月5日から2021年3月まで「PCR検査補助事業」の対象者を市内在住の「高齢者施設等従事者の同居者」及び中学・高校・大学の「受験生」まで拡大した。医療機関(任意の場所)で新型コロナウイルス感染症PCR検査を受検した場合、1件あたり2万円を上限として検査費用を補助する。対象を拡大することで、市民の感染に対する不安感の解消及び安全安心の確保に努めていく。