麗澤大学は、2021年度の授業において「対面授業8割実施」を目指す方針を発表した。
現在、緊急事態宣言が再発令され、新型コロナウイルスの収束の兆しが見えない中でも、麗澤大学では、より充実したキャンパスライフを送れるよう感染防止策を徹底し、2021年度第1学期の授業を原則として対面にて実施することを決定した。
麗澤大学では、2020年9月より一部の授業で対面授業が再開し、1・2年生の必修科目と3・4年生のゼミナールの活動を中心に現在、2割弱が対面授業で実施している。
今後は、対面授業8割実施を目指し、履修者が215名以下の必修科目と77名以下の選択科目は原則、対面授業とする考え。また、履修者が216名以上の必修科目および選択科目と78名~215名の選択科目はオンライン授業とし、学習効果の向上と感染防止を両立させる。ただし、履修者数に関わらず、「①対面授業に比べ高い学習効果が見込まれること」「②授業をアクティブラーニング中心に実施していること」「③対面授業の実施により、感染リスクが著しく高まること」、以上3つの条件を全て満たす場合についてはオンライン授業とする。
徳永澄憲学長は、2021年度の授業について「対面授業を8割以上とする予定ですが、大人数の講義形式授業はオンラインとするなど、感染防止への取り組みを工夫しながら、対面授業再開に向けての準備を進めております。これからも皆さんのご意見や今後の感染状況を踏まえ、安心安全を第一に考えつつ、学修環境を維持できる対策を更新して参ります」と述べている。
麗澤大学では、感染防止対策として、教室内の前後左右の座席におけるソ-シャルディスタンスの確保、定期的な換気、校舎内の学生および教職員のマスク着用の義務付け、各教室・廊下への消毒液等の設置等を行っている。なお、校舎(教室)の空調設備は、換気設備が整ったシステムになっている。