株式会社マイナビは、アルバイト募集時の平均時給データ(2021年1月度)を発表した。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人広告データを集計したもの。
調査によると、2021年1月の全国平均時給は1,106円(前月1,129円、前年同月1,114円)となり、前月比・前年同月比ともに減少した。全国平均時給が前年同月比を割るのは2年7カ月ぶり(31カ月ぶり)。2度目の緊急事態宣言の影響もあり、時給相場の高い首都圏を中心に求人数が減少していること、また人手不足の緩和から時給の引き上げを行う企業が減っているため、全体の平均時給も前年同月比で下がったと考えられる。
エリア別平均時給の前月比は、全国7エリアすべてで減少。前年同月比では7エリア中2エリア「関東」「甲信越・北陸」が増加、5エリア「関西」「東海」「北海道・東北」「中国・四国」「九州・沖縄」は減少した。都道府県別平均時給では、最も高かったのが東京都の1,279円(前月1,314円、2020年同月1,242円)、最も低かったのが青森県の856円(前月890円、2020年同月902円)となった。
また、関東エリアをみると、1月の平均時給は1,195円(前月1,225円、前年同月1,181円)。前月からは30円減少、前年同月では14円増加した。職種別平均時給では、前月比で最も増加率が高かったのは「イベント・キャンペーン」で5.2%増の1,655円、最も減少率が高かったのは「営業」で4.9%減の1,418円となった。前年同月比で最も増加率が高かったのは「イベント・キャンペーン」で8.0%増の1,655円、最も減少率が高かったのは「レジャー・アミューズメント」で8.0%減の1,127円だった。