長崎県産業労働部若者定着課は、2021年2月16日より、若者の長崎県内就職促進を目的に、保護者向けの就活PR動画「逆転面接」を公開した。
近年、若者の就職市場においては保護者の存在感が増しつつある。そこで、長崎県では、保護者に県内企業の魅力を知ってもらい、子供と一緒に県内就職を考えるきっかけになってほしいと保護者向けの就活PR動画「逆転面接」を制作した。
この「逆転面接」のキーワードは“親確(オヤカク)”。親確とは、企業側が内定を出した学生の保護者に対して承諾を得ることを言い、最近では学生が就職活動時に企業について相談することも指し、親の就活への関わり度合いを示す象徴的な言葉になっている。
動画では、3名の保護者が面接官となり、面接に訪れた県内の3つの企業の担当者が“親確”をもらうため、保護者からの就活における不安や疑問に答えていく。例えば、『うちの子は新しい環境に馴染むのが苦手で、引っ込み思案な生活が心配だ』という保護者からの質問に、協和機電工業株式会社の人事担当者は、『弊社では、新入社員が先輩社員からマンツーマンで手ほどきを受けるコーチャー制度や、高い目標を持った社員を全力で支援するキャリアアップ研修、資格取得支援制度、社内語学教室などを設け、充実した教育制度が整っている』と説明し、PRした。
また、長崎県ではこの「逆転面接」のほか、「ながさき近未来物語」も同時に公開。保護者や学生にこれからの長崎をよく知ってもらい、仕事だけでなく、変わりゆく生活に焦点を置いたPR動画となっており、長崎での働き、その先の生活に対しての“親確”認定をもらうのがねらい。