慶應義塾大学SFC研究所は東京都教育委員会と児童、生徒の成績や出席状況、学習履歴などさまざまな教育データを可視化して分析する教育ダッシュボードの開発で協定を結び、共同研究に入った。

 慶應義塾大学SFC研究所によると、都教委はデジタルを活用し、学びのスタイルを知識習得型から課題解決・価値創造型へ転換する「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」を推進する中、都立学校の児童、生徒1人ひとりに最適な学びを実現させるため、教育ダッシュボードの開発に取り組んでいる。

 しかし、開発には取り上げるべき有効なデータの選択や実証研究の有用性検証など学術面での知見が必要になる。このため、3月1日から2022年3月末までの間、慶應義塾大学SFC研究所の知見を借りながら、共同研究を進めることにした。

 TOKYOスマート・スクール・プロジェクトは都立学校で1人1台のモバイル端末、普通教室の無線LAN整備100%を進め、デジタル新時代を見据えた教育を実現する学び方、教え方、働き方の改革。教育ダッシュボードは児童、生徒1人ひとりに最適な教育を提供するための重要な情報となる。

参考:【慶應義塾大学SFC研究所】慶應義塾大学SFC研究所と東京都教育委員会との教育ダッシュボード開発に伴う共同研究に関する協定の締結について

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大学ジャーナルオンライン編集部

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