江戸川大学は2021年新年度に向け、キャンパス全エリアを網羅する150ヶ所以上のWi-Fiアクセスポイントを最新規格であるWi-Fi6に交換完了した。今回のリニューアル工事によって超高速無線通信が可能になり、同時接続台数も大幅に増加する。
学内におけるネットワーク環境の整備に力を入れている江戸川大学は、2004年には全国の大学において先進的な取り組みとなる学内のWi-Fi完備を実現。その後も定期的なリニューアル工事を行ってきた。また、Googleのサービスと連携し、専用メール「Edo*mail」と容量無制限の「Googleドライブ」を提供。屋内でも屋外でもいつでもインターネットに無料でアクセスできる。
江戸川大学は1990年の開学当初より全学生へ最新ノートパソコンを無償貸与し、教育目標のひとつである「情報教育」を推進してきた。入学すると自分だけの専用ノートパソコンでタッチタイピング演習からはじめ、授業「アカデミック・スキル演習」内で、ワードやエクセル、パワーポイントなどの基本的なソフトの活用、正しいメールの書き方や、データ分析、オンラインでのグループワークを学習。レポート作成や就職活動で役立つスキルが身につけられる。2年次からは資格取得も推奨され、「ITパスポート試験」、学内受験ができる「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」など目指す資格に対応した科目を履修することができる。そのため、2020年のコロナ禍でも速やかにオンライン学修に切り替えが進み、遅滞なくカリキュラムの履修が進んでいる。
貸与されたノートパソコンは4年間、保守、修理を無料(一部有償)で受けられるほか、ノートパソコンに関するトラブル対応やサポートに関しては、学生が運営するヘルプデスクで対応してもらえる。学内にはレポートなどの印刷や大判ポスター印刷にも利用できるプリンターが設置されているほか、映像・画像編集やCG制作、Webデザインなどができるパソコンがそろった「マルチメディア実習室」、新聞・雑誌制作に対応した「DTPルーム」も利用できる。
2018年3月卒業生に対するアンケート(全卒業生の85.97%が回答)では、「大学から貸与されたパソコンをよく利用した」が5段階評価で全学平均が4.55ポイント、「ワードやパワーポイントなどの基本的なソフトの知識と技能が身についた」が4.46ポイント、「ネットワーク環境に満足できた」が4.05ポイント、「パソコンのサポート体制に満足できた」が4.24ポイントと、高い評価を得ている。
江戸川大学では今後も、学生たちにとって、より快適な学びの場を目指し、キャンパスのリニューアルを進めていく。