神戸大大学院理学研究科付属惑星科学研究センターが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の大学共同利用連携拠点に選ばれました。宇宙研の連携拠点は京都大、名古屋大に次ぎ3カ所目。神戸大は太陽系探査のプログラム策定や今後の宇宙探査計画の進行過程を示す宇宙科学探査ロードマップの具体化にサイエンス面から力を尽くすことにしています。
神戸大によると、連携期間は4年間で、審査により2年間の延長が可能になります。理学、工学の専門家が連携して新しい太陽系探査ミッションの検討を進めるほか、探査の中心となる人材を育てるため、探査ミッション立案の集中学習を実施する計画です。
宇宙研は大学との共同利用、共同研究を2010年度から進め、京都大、名古屋大を連携拠点としてきました。今回、これをさらに拡充するため、神戸大を新たに連携拠点に選びました。
宇宙研は大学との共同利用、共同研究を2010年度から進め、京都大、名古屋大を連携拠点としてきました。今回、これをさらに拡充するため、神戸大を新たに連携拠点に選びました。
惑星科学研究センターは国内外に開かれた惑星研究の学術拠点として2007年4月に設置されました。大学や機関の枠を超えた人材育成や研究活動を支援し、さまざまな研究情報が集まり、知見を集積させる場所となっています。小惑星探査機「はやぶさ2」の宇宙衝突実験や金星探査機「あかつき」の探査活動の一翼を担っており、宇宙研との連携で太陽系探査科学の拠点となることを目指しています。