文部科学省は2018年4月開学へ向けて認可申請を行った大学の一覧を発表。学部・学科新設については今度の3月末に申請で、いずれも認可は8月末の予定という。
通信制を除く4校の合計は7学部9学科、入学定員は760名。今回は短大2校(仙台赤門短期大学、姫路大学短期大学部)、大学院大学1校(大学院大学至善館)も新設を申請している。公立の長野県短期大学は廃止され、4年制化して長野県立大学が新設される。
近年、全国で人口減少が深刻化。若者の引止めの役割が公立大学に期待されており、今回の2校の申請もその反映という。
長野県は「公立大ラッシュ」で、来年・再来年のわずか2年で3校(2017年に長野大学が私立から公立化、2018年に諏訪東京理科大学が私立から公立化の予定)が設置の予定だ。既設の長野県看護大学とあわせると4校の公立大学を擁することになる。
設置団体については、長野県看護大学と長野県立大学が長野県、長野大学が上田市、諏訪東京理科大学が諏訪地域6市町村(一部事務組合)となっている。 公立小松大学は石川県小松市で、私立の小松短大と専門学校、こまつ看護学校の発展的改編により新設する珍しいケースという。