工学院大学と工学院大学附属高等学校は、2016年12月8~10日に東京ビックサイトで開催されている参加体験型環境イベント「エコプロ 2016~環境とエネルギーの未来展」に出展し、学生・生徒が取り組む環境活動を紹介する。
「エコプロ 2016~環境とエネルギーの未来展」は、“地球温暖化対策と環境配慮”および“クリーンエネルギーとスマート社会”をテーマにした環境イベント。2015年までは「エコプロダクツ」として開催されており、工学院大学は8年連続で参加している。
12月10日は、学生に環境意識をもってもらおうと活動している工学院大学の環境ISO学生委員会が「紙抄き」を体験できるコーナーを設ける。森のサイクルと紙のサイクルについて学生が説明し、来場者のハガキ作成体験をサポート。紙抄きの技術指導と材料は、「エコプロダクツ2015」出展がきっかけで産学連携に至った三菱製紙株式会社と三菱製紙販売株式会社が協力し、1年間の活動の様子もパネルで説明する。
環境マネジメント工学研究室(稲葉敦教授・先進工学部 環境化学科)は、独自に開発した「環境クイズ」を開催。製品の使用段階だけでなく、生産から廃棄まで、製品のライフサイクル全体でのCO2などの環境負荷物質の排出量や資源の使用量を計量し、環境への影響を評価する「ライフサイクルアセスメント」について、クイズ形式で子どもたちにわかりやすく伝える。また、大学生による地域清掃やゴミの分別活動、養蜂から環境を考える「みつばちプロジェクト」の活動も展示で紹介する。
このほか、工学院大学附属高等学校は、2015年12月に実施したインドネシアでのごみ問題解決プロジェクトの活動の様子をパネル展示。同高校は、併設の附属中学校とともに生徒会によるリサイクル活動が盛んで、足尾銅山での植林活動や、ごみと二酸化炭素の排出量削減を中心とするリサイクル活動などを積極的に行っている。