2021年8月27日、北京大学HSBCビジネススクールとケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネススクールは、両スクールの間で行っていたビジネス・教育コラボレーションを拡大する共同プログラムを発表した。
2020年3月、両スクールはイノベーションと国際経営に重点を置いた2つのエグゼクティブ教育プログラムを皮切りに、ビジネスと経営で長期的な協力を前に進める計画を発表した。
今回の共同プログラムはケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネススクールの新しいグローバルエグゼクティブMBA(GEMBA)と、北京大学の経済・経営のための中国研究の修士/認定プログラム(MCS/CCS)で構成している。
ケンブリッジの教員やゲスト講師によるGEMBAプログラムは、最大で50%が深センでの講義になる。MBA学位と中核カリキュラムは2009年からケンブリッジ大学で行われているエグゼクティブMBA(EMBA)プログラムのそれと一致し、今後は新しいGEMBAプログラムと2本立てで継続する。ケンブリッジ・ジャッジがケンブリッジ以外で定期的なMBA教育を提供するのはこれが初めてで、2023年1月のGEMBAプログラム開始をもってビジネススクールの歴史に新しい章が記されることになる。
北京大学のMCS/CCSプログラムは、同スクールの教員とゲスト講師により、深センで同時に実施される。このプログラムは中国の経済、金融市場、企業経営の専門的な知識に重点を置き、グローバルな視野の下で、より深くて統合された中国のビジョンを提供する。
両スクールがその学位あるいは認定を学生に授与する一方で、この共同プログラムはケンブリッジクラスターと深セン珠江湾岸区の両方のビジネス環境に触れる機会を上級の学生に提供し、中国のビジネスと経営の文化に触れることをビジネス研究と組み合わせている。
北京大学HSBCビジネススクールの創設学部長であるHai Wen教授は「北京大学HSBCビジネススクールとケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネススクールによる共同プログラムは、東と西を代表する最高のビジネススクールの2校から学べるという滅多にないチャンスを提供する。学生は中核的知識のより深い理解を習得し、中国の現在のビジネス環境を直接体験することができる」と述べた。
GEMBAプログラムは2023年1月に開始され、MCS/CCSプログラムは2022年9月に開始される。入学手続きに関する情報は年内に発表される予定。