昭和女子大学は、株式会社大学通信の「2022年実就職率ランキング(7月22日現在)※」において、2021年度卒業生の実就職率が94.5%となり、卒業生1,000人以上の女子大学で12年連続1位を達成した。また、国公私立大学では全国7位、私立大学の中では全国5位にランクインした。
昭和女子大学によると、2021年度卒業生(2021年9月卒を含む)は、実就職率が前年比1.6ポイント増の94.5%。学部別の実就職率は、国際学部94.8%、グローバルビジネス学部94.6%、人間文化学部94.5%、人間社会学部94.1%、生活科学部(現 環境デザイン学部、食健康科学部)が94.5% だった。
コロナ禍で旅行業界、航空業界など従来女子大学生に人気の業界の新卒採用が減少するなか、他業界への進路変更や、前年に続いてITエンジニアなど情報通信業界への就職が目立ったという。また、将来のキャリアにじっくりと向き合い、就職ではなく海外の大学院・大学への留学やスキルアップのため専門学校等へ進学した学生もいた。
今回の快挙達成について、キャリア支援部長・伊藤純教授は、「早期化」「長期化」「過密化」などといわれた就職活動のプロセスにおいて、昭和女子大学ならではの有形無形の資源を最大限活用した学生たちを高く評価。「後輩たちにはその姿勢を見習ってほしい。また、先行き不透明な時代において組織における多様性の重要さを感じている。自分自身の個性や能力を発揮し、社会の期待に応えられるよう、本学卒業生として学び続ける姿勢を忘れず、光輝いてほしい」とエールを送った。
昭和女子大学では、学生が職業・就業を中心に据え、自分の生き方を設計する力を身につけられるよう、自分の生き方を設計するキャリア教育、一人ひとりに合わせた就活支援プログラム、社会人メンター制度という3本柱でキャリア支援を行っている。
独自の社会人メンター制度は、幅広い分野で多様なキャリアを積んだ30~50代の社会人女性と直接出会い対話する機会を大学が提供するというもの。公募・選考によって登録されたメンターは約370人で、学生は希望している業界、職種だけでなく様々なキャリアのメンターと出会い、卒業後のキャリアプランやライフスタイルについて相談できる。
※大学通信による「実就職率ランキング(7月20日現在)」は、医科・歯科の単科大等を除く全国743大学に2022年の就職状況を調査し、555大学から得た回答を基に作成したランキング。東京大学など集計中もしくは未回答などの大学は掲載していない。実就職率(%)は、就職者数÷(卒業者数-大学院進学者数)×100で算出。