2022年8月5日、山陰教師教育コンソーシアム「未来の教師」育成プロジェクトの島根大学教育学部体験入学があり、鳥取、島根両県の高校生106人が参加した。鳥取県教育委員会と島根大学教育学部が連携して初開催したもので、学校の社会的機能などを扱う授業を受講し、グループワークで意見交換した。

 島根大学によると、高校生は鳥取県8校、島根県2校のプロジェクト拠点校から鳥取県92人、島根県14人が参加した。島根大学教育学部からは教員7人、学部学生12人、教育委員会と高校から鳥取県10人、島根県4人が加わった。

 あいにくのコロナ禍でオンラインによる開催となったが、島根大学教育学部の津多成輔講師の授業を受講したあと、参加者たちがグループワークで活発に意見交換した。この中で「先生になりたいという思いがより強くなった」、「グループワークで自分の意見が発展して新しい意見が生まれたことがうれしかった」などの声が出ていた。

 このほか、参加の高校生らは大学教員や現役大学生と質疑応答したのに加え、鳥取、島根両教育委員会からの採用試験情報にも耳を傾けた。

参考:【島根大学】将来の教員を志す鳥取・島根両県の高校生106名が島根大学教育学部へ体験入学しました

島根大学

確かな専門知識・技能と柔軟な発想力。自ら道を切り拓き、地域から世界へ

島根大学は、松江キャンパスに法文、教育、人間科学、総合理工、材料エネルギー、生物資源科学の6学部、出雲キャンパスに医学部がある総合大学。伝統的学問の継承、知の創造と共に、社会・産業構造の変化に対応し、現代的課題の解決に向けた教育、研究を推進しています。島根県内[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。